『関ヶ原の戦い』天下分け目の戦いとも言われ、約74000人率いる『徳川家康軍』と約80000人率いる『石田三成軍』による日本最大級の戦となりました。
戦の背景に関しては割愛させて頂きます。
軍事力の差から『石田軍』が優勢に見えるこの戦い、勝利したのは『徳川軍』でした。
何故この不利な状況から勝てたのか、それは準備の差と情報量の差そして戦術です。
『家康軍』は関ヶ原の地形を十分に活かす為、中央に陣形を敷き『石田軍』を待ち構える形にしました。『家康軍』を取り囲もうと『石田軍』が試みますが、地形の影響で十分な配置ができず、陣形による不利な状況に置かれました。
そして、勝敗の決め手になったのは『石田軍』の内部崩壊です。
それも、『徳川軍』によるもの。事前に内部情報を盗みその情報を元に、立ち位置の不安定な武将に裏切りや内通を狙った交渉を戦前から進めていました。(多くの大名や武将と関係を築いていた)
戦時中に寝返りが起こり、多くの武将が戦意喪失する中さらに石田三成の戦略的ミスによる所から勝敗は着きました。
『この戦いから学べるビジネス教訓』
・立地条件を調べ上げ戦術に活かす綿密な準備と分析力。
『ビジネスにおいても、競合や市場の動向を踏まえた場所選びや戦略の重要性』
・戦前から多くの大名や武将と関係を築いていた。
『事前に顧客や取引先、業界内のネットワークを築く事で、リスクを減らし機会を増やす』
・内部の情報、戦術を調べ上げていた。
『内部情報を正確に把握し、相手の動きを先読みする事で、効果的な対策が取れる』
人数不利を情報という武器でひっくり返す。
この事から、ビジネスに置いても十分なリサーチと準備そして最大限に活かせる環境づくりが重要だと言える。
例えば、ワンピースの麦わら海賊団にナミがいなかったらどうでしょうか?とても新世界へは辿り着けない。『ナミの航海術があるからこそ、新しい航路を切り開くことができた。』
ビジネスをさらに拡大しようとしても必要なのはやはり情報。
情報を得る方法を確立しない事には何も始まらない。
この世の中、情報はAIの普及で幾らでも入るが、忘れてはいけないのは、AIを作ったのも『人』その作った人を支えた人も『人』である。情報を上手く使う為には、人との繋がりを築くことも欠かせない。人への感謝を忘れず情報と向き合い、知恵と論理を駆使し、世の為人の為に貢献する事で成功を収められるのではないでしょうか。
戦いから学ぶビジネスの成功法則
情報と人を大切にすることが、現代ビジネスの成功の鍵となるでしょう。
また次回もビジネスに役立つ教訓をお届けします。